聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      伝道者の書 9章

「競争は足の速い人のものではなく、・・・愛顧は知識のある人のものではないことがわかった。すべての人が時と機会に出会う。」
          (伝道者の書 9:11)
 
伝道者は、「私はこのいっさいを心に留め、正しい人も知恵のある者も、彼らの働きも、神の御手のなかにあることを確かめた。」と語りだしました。そして、“神のなさることは、人の目から見た正しさに合致するとは限らない、正しい人にも、悪者にも、おなじことが起こる、これは人の目には悪いことだが、なぜ神がそうされるのかはわからない”と続けます。そして、“それはおかしいと怒ったり、やけになったりしても無益だ、いま与えられている恵みを喜び楽しみ、目の前の義務をはたせ”と言いました。そして、勧めました。「日の下であなたに与えられたむなしい一生の間に、あなたの愛する妻と生活を楽しむがよい。それが、生きている間に、日の下であなたがする労苦によるあなたの受ける分である。あなたの手もとにあるなすべきことはみな、自分の力でしなさい。」それから、こう語りました。「競争は足の速い人のものではなく、戦いは勇士のものではなく、・・・愛顧は知識のある人のものではない。すべての人が時と機会に出会う。」たしかに私たちの人生は、私たちの考えるように進むとは限りません。思いがけないときに思いがけないことが起ります。しかし、その中で、主の時に気づいたり、人の思いを超える主の深い摂理に目が開かれたり、わからなくても主を信じる信仰が訓練されたりします。「主の摂理に気づく開かれた眼、それを受け入れる柔らかい心、わからなくても主を信頼しぬく信仰を与えてください。」と祈りました。

                            唄野隆



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