聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      伝道者の書 6章

「今あるものは、何であるか。すでにその名がつけられ、また彼がどんな人であるかも知られている。彼は彼よりも力のある者と争うことはできない。」
          (伝道者の書 6:10)

 現代人は富や財産さえあれば幸せだと思い、お金を得ることに汲々としています。しかし伝道者は語ります。「神が富と財宝と誉れとを与え、彼の望むもので何ひとつ欠けたもののない人がいる。しかし、神は、その人がそれを楽しむことを許さず、外国人がそれを楽しむようにされる。これは空しいことで、それは悪い病だ。」彼は、また、長寿を最高の幸せとする人々に向かって、いくら長生きしても、愛されも尊敬もされず、人々から見捨てられるような人生なら空しいのではないか、と問いかけます。そして、人の人生は、彼が何を求めても、そのとおりになるとは限らず、定められたようにしかならない、と言いました。「今あるものは、何であるか。すでにその名がつけられ、また彼がどんな人であるかも知られている。彼は彼よりも力のある者と争うことはできない。」しかし、その「彼よりも力ある」存在が、私たちを愛し私たちの最善を願っておられる父なる神だったらどうでしょうか。そのことを示され、信じたパウロは、喜びをもって賛美しました。「神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。神は、ただみこころのままに、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられたのです。」(エペソ1:3,4)私も、感謝し、彼の告白に「アーメン。」と唱和しました。

                            唄野隆



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