今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      伝道者の書 5章

「見よ。私がよいと見たこと、好ましいことは、神がその人に許されるいのちの日数の間、日の下で労するすべての労苦のうちに、しあわせを見つけ、食べたり飲んだりすることだ。これが人の受ける分なのだ。」                 (伝道者の書 5:18)
          
 人は受けることを好まず、獲得しようとします。相手の話を聞くより自分の言い分を聞かせようとします。これは信頼関係で結ばれる道ではありません。信頼関係は、まず相手の話をじっくり聞いて相手の本心を知ること、相手の好意を素直に受けるところから築きあげられていきます。神さまと私たちは、愛と信頼で結ばれるのです。ですから、神にいけにえをささげ、祈りの声をあげるよりも、主のみことばを聴き、主が与えてくださる恵みを素直に受け、主に受けとめられていることを喜び楽しむことが大切です。伝道者は、“神の宮へ行くときは、いけにえをささげるよりも、まず聞くことに心を向けよ、神の前では軽々しくことばを出すな、請願を果たすことを遅らせるな”と命じ、働いて得ようとする道でなく、神が与えてくださるものを感謝し喜ぶことを勧めます。「見よ。私がよいと見たこと、好ましいことは、神がその人に許されるいのちの日数の間、日の下で労するすべての労苦のうちに、しあわせを見つけ、食べたり飲んだりすることだ。これが人の受ける分なのだ。実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。」と伝道者は語ります。「私を獲得する道でなく信頼の道に導いてください。聞くこと受けることを大事にします。主の恵を悟らせてください。」と祈りました。

                            唄野隆



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