今日の聖書一日一章からのメッセージです


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        箴言 31章

「麗しさはいつわり。美しさはむなしい。しかし、主を恐れる女はほめたたえられる。」
            (箴言 31:30)

 「マサの王レムエルが母から受けた戒めのことば」という表題がついています。彼のことについてほとんど何も分かっていませんが、「私の子よ。・・・私の胎の子よ。・・・私の請願の子よ。」という母の呼びかけから、母の祈りのうちに生まれ母に愛されて育った王だったことが伺われます。彼女は彼に「あなたの力を女に費やすな。・・・酒を飲むことは王のすることではない。・・・口を開いて、正しくさばき、悩んでいる人や貧しい者の権利を守れ。」と戒めました。王は公平にさばき貧しい者や苦しんでいる人を守ることがつとめ、異性や酒などに溺れていては公正な判断力を失います。古代の王のように絶大な力を与えられた者は自分を制しにくいものです。レムエルは善い母を与えられて幸いでした。主は私たちには聖書を与えて導いてくださいます。「感謝し、聞き従います。」と祈りました。後半は理想の妻の姿です。彼女は夫からも家族からも信頼され、家業を起こし、家を建て、よく働き、しもべたちを含め家族すべての者を豊かに生活させ、悩んでいる人、貧しい者に手を差し伸べ、雪でも心配のないように家族すべてに緋色の暖かい着物を用意し、それでいて自分の犠牲を見せびらかすような貧しい装いをせず、自分も大切にし、夫を立派に立たせています。しかし、そのようなすべてのことに勝って、彼女は「主を恐れる」女性でした。いや、主を恐れる彼女の信仰の実が彼女の生活なのです。彼女はまさに主が与えられた善き妻のモデルです。

                            唄野隆



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