今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 箴言 30章 「自分をきよいと見、汚れを洗わない世代。」 (箴言 30:12) “マサの人アグルがイテイエルとウカルに語ったことば“と表記されています。背景についての詮索には深入りせず、直接みことばに目を向けます。アグルは、“自分は愚かで神の創造された世界の神秘は何もわかっていない”と謙虚に自分の無知を認めます。しかし、”神についての真理を知ることはできない“とあきらめるわけではありません。「あなたは確かに知っている。」と告白します。主を知ることができると信じていたのです。そして、その神についての真理は神のみことばを通して示されていると信じていました。「神のことばはすべて純粋。神は拠り頼む者の盾。神のことばにつけたしをしてはならない。」この彼のことばは私たちの福音信仰の基本原理と聖書にたいする姿勢を見事に示しています。しかし、多くの人は、自分の考えと聖書の語るところに違いを感じると、自分の考えに従って、聖書のことばの一部を変更したり、何かつけたしをしたりして、両者の調和を図ります。これは信仰の姿勢ではありません。アグルは、こういう人に習わないように、注意を促しました。「自分の父をのろい、自分の母を祝福しない時代。自分をきよいと見、汚れを洗わない世代。なんとも、その目が高く、まぶたが上がっている世代。」自分のルーツから目をそむけ、自分ひとりで立派になったかのようにおごり高ぶり、自分の罪には目をつぶり、他の人々を正してやろうとする高慢は、その人を滅びに向かわせます。私は祈ります。「自分の罪に気づき、悔い改め、主のみことばを聞いて、主に頼る謙虚さを与えてください。」 唄野隆 |