聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        箴言 29章

「責められても、なお、うなじのこわい者は、たちまち滅ぼされて、いやされることはない。」
             (箴言 29:1)

 「王は正義によって国を建てる。しかし、重税を取り立てる者は国を滅ぼす。」、「誠実をもって寄るべのない者をさばく王、その王座はとこしまでも堅く建つ。」これらの箴言から、 “公義と愛とをもつリーダーが立つとき、その群れは平和と繁栄を楽しむことができる、私たちは、リーダーのために祈らなければならない”と示されます。しかし、リーダーが立派であるだけでは社会は安定しません。社会構成員がどうであるかも問題です。「悪者がふえると、そむきの罪も増す。しかし、正しい者は彼らの滅びを見る。」悪者が増えると社会は損なわれます。しかも、生まれつき人は悪い方に惹かれやすいものです。ですから、「あなたの子を懲らせ。そうすれば、彼らはあなたを安らかにし、あなたの心に喜びを与える。」、「むちと叱責とは知恵を与える。わがままにさせた子は、母に恥を見させる。」と言われるのです。しかし、「しもべをことばだけで戒めることはできない。彼はそれがわかっても、反応がない。」と言われているように、正しい教えだけでは実を結びません。良いモデルが必要です。主の教えを聞いて、悔い改め、自分の非を正し、主を信頼して歩む人を模範とし彼に学ぶことが大事です。「人を恐れるとわなにかかる。しかし、主に信頼する者は守られる。」のです。そのとき、叱責や懲らしめを受け入れる柔軟さが必要になります。「責められても、なお、うなじのこわい者は、たちまち滅ぼされて、いやされることはない。」のです。

                            唄野隆



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