聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 箴言 24章 「家は知恵によって建てられ、英知によって堅くされる。」 (箴言 24:3) この章でソロモンの箴言、第二部は終わります。全体を通し“悪を行って力を得る者をねたみ、悪を受けたら同じだけの仕返しを求めるような外側のことに振り回される生き方でなく、人の心をご覧になる主を前にして心の内に知恵をいただく歩みをするように”という勧めが聞こえてきますが、その中で「家は知恵によって建てられ、英知によって堅くされる。部屋は知識によってすべて尊い、好ましい宝物で満たされる。」というみことばが心に響いてきました。家を建てるのは大事業です。しかし、建物としての家を建てる以上に、生活の基盤を確立し、よい家族関係を育てるのはもっと大変です。その家を建てるのにもっとも大切なものは、知恵であり、英知だ、とソロモンは言います。主を恐れ、主のみことばを愛し、主の戒めに従う生活が確立されて家は建つ、のです。その家には、主を恐れ互いに愛しあう敬虔な家族と、その家族と関わる多くの友とが宝物箱の中の宝物のように、満ち溢れます。そんな家を建てたいものです。家を建てることについて、「外であなたの仕事を確かなものとし、あなたの畑を整え、そのあとで、あなたは家を建てよ。」と言われます。きちんとした仕事をして生計の基盤を確立させてから家の建物を建てよ、と言うのです。クリスチャンホームの集まりが教会だ、と言った人がいますが、教会の歩みでも、主を愛する信仰共同体を育て、周囲の人々に福音を伝え、全世界の人々が主を崇めるように働きかける使命を確認し推進していくとき、その働きのために会堂が建てられるのだ、と受け止めました。 唄野隆 |