聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        箴言 19章

「主を恐れるならいのちに至る。満ち足りて住み、わざわいにあわない。」
            (箴言 19:23)

 16;1,9で語れた箴言がここでも繰り返されます。「人の心には多くの計画がある。しかし、主のはかりごとだけが成る。」人は、神が神のかたちに創造し、神の造られた世界を治める使命を与えられましたが(創世記1:27,28)、人はサタンにそそのかされて罪を犯し、神さまのみこころに従わず、自分勝手な道を歩むようになりました。しかし、人のはかりごとは破綻し、結局は神さまのみこころだけが成ります。ですから、性急に自分の願いを押し通そうとすると、つまずき、愚かな争いを招き、主にたいしてすら怒りをぶちまけることになり、結局は滅びてしまいます。「熱心だけで知識のないのはよくない。急ぎ足の者はつまずく。人は自分の愚かさによってその生活を滅ぼす。しかもその心は主に向かって激しく怒る。」と言われているとおりです。しかし、人はなかなかそのことに気がつきません。気づかせようとして、主はいろいろな道を通して訓戒を与え、それを聞くように語りかけてくださっています。箴言作者は、父母の訓戒を強調しました。また「思慮深い妻は主からのもの」と妻の助けにも目を向けました。私たちの場合、聖書のみことばが、幸いへの道しるべとして与えられています。みことばに聞き、自分を省み、主にお委ねすることを学ぶなら、祝福の道に導かれ、「主を恐れるなら、いのちに至る。」、「人に思慮があれば、怒りを遅くする。その人の光栄は、そむきを赦すこと。」という箴言の真実さも経験できるのです。

                           唄野隆



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