聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 箴言 14章 「主を恐れることはいのちの泉、死のわなからのがれさせる。」 (箴言 14:27) 「知恵のある女は自分の家を建て、愚かな女は自分の手でこれをこわす。」という箴言は、人の歩む道には二つあることを教えます。知恵は父の訓戒を聞くと言われていましたし(13:1)、「愚かな者は怒りやすくて自信が強い。」と語られています(14:16)。ひとの勧めや主の教えを聞いて自分を改める人はお互いの交わりを建て上げるが、自分は正しいと意地を張り、間違いを指摘されると怒る者は、ひととの交わりを破壊し孤立します。ひととの関わりは、主とどう向かいあうか、と深く結びついています。「まっすぐに歩む者は、主を恐れ、曲がって歩む者は、主をさげすむ。」、「主を恐れることはいのちの泉、死のわなからのがれさせる。」と言われているとおりです。何事においても、まず、主を目の前に置き(詩篇16:8)、主をおそれ、主を信頼して歩もう、と思います。そのとき、「力強い信頼は主を恐れることにあり、子たちの避け所となる。」(26)という箴言は大きな励ましです。「愚かな者は自分の愚かさで自分を欺く。」(8)とか、「心の堕落している者は自分の道に甘んじる。」(14)と言われているような、自分をごまかして自分を正当化し、意地を張って自分の間違いを認めない愚かさに陥らないよう、御霊さまが、柔らかい心を与えてくださるように祈りました。「あざける者は知恵を捜しても得られない。」という警告を聞き、「人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である。」(12)という箴言をじっくり思いめぐらすことの大切さを思いました。 唄野隆 |