聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        箴言 10章

「正しい者の口はいのちの泉、悪者の口は暴虐を隠す。憎しみは争いをひき起こし、愛はすべての罪をおおう。」
         (箴言 10:11,12)

 1章から9章までは「イスラエルの王、ダビデの子、ソロモンの箴言」でしたが、10章から22章には「ソロモンの箴言」という題がつけられています。ソロモンは三千の箴言を語ったと言われていますが(1列王4:32)、そのうちの相当部分がここに残されています。しばらくの間は、1行目と2行目に対照的なことを記す形式で、読む者の心を探るような箴言が続きます。「知恵のある子は父を喜ばせ、愚かな子は母の悲しみである。」、「無精者の手は人を貧乏にし、勤勉な者の手は人を富ます。」、「正しい者の頭には祝福があり、悪者の口は暴虐を隠す。」、・・・というように。何か特別の主題に沿って編集したと言うより、多くの宝石を一つの箱に詰め込んだように、知恵あることばが並べられています。ですから、それを読み進んで、主からどんなみことばを聞くかは、それを読む者の、そのときの信仰の状態、心の耳の開き方によります。今、自分は、どの箴言を通して、主の自分にたいするどんな語りけを聞きとるか、心して聞こうと思って読みました。主は、今の私には、「正しい者の口はいのちの泉、悪者の口は暴虐を隠す。憎しみは争いをひき起こし、愛はすべての罪をおおう。」という箴言から、主によって内なる人を造り変えられ、自己主張からくる憎しみから解放され、イエスさまの愛から出る真実なことばを出す者となれ、と語ってくださった、と受け止めました。そして、「そうしたいです。主よ。助けてください。」と祈りました。

                           唄野隆



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