聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 145篇

「主を呼び求める者すべて、まことをもって主を呼び求める者すべてに主は近くあられる。」
           (詩篇 145:18)

詩人は、「私の神。王よ。私はあなたをあがめます。あなたの御名を世々限りなく、ほめたたえます。」と歌い始めます。まず、主の偉大さをほめたたえるのです。「主は大いなる方、大いに賛美されるべき方、その偉大さを測り知ることができません。」天地万物を創造し、そのすべてを治めておられる主の偉大さは何をおいてもほめたたえられなければなりません。そして、主の大能と主権をしっかりと知ることは私たちの生を確かな土台の上に乗せてくれます。詩人は続いて、主の恵みについて歌います。「主は情け深く、あわれみ深く、怒るのにおそく、恵みに富んでおられます。」大能者である主が情け深く、いつくしみ深い恵みの主であられることは、造られたものすべてのものの恐れを消し、大きな喜びを与えます。詩人は、この喜びを、「主はすべてのものにいつくしみ深く、そのあわれみは、造られたすべてのものの上にあります。主よ。あなたの造られたすべてのものは、あなたに感謝し、あなたの聖徒はあなたをほめたたえます。」と歌います。主の恵みを知る者には、自然に、感謝と賛美とが満ち溢れるのです。しかし、何よりもありがたいことは、この主が、主を求める者のそば近くにいてくださるということです。「主を呼び求める者すべて、まことをもって主を呼び求める者すべてに主は近くあられる。」主が近くにいてくださり、共に歩んでくださることほど、喜ばしくありがたいことはありません。私も、そのことを感謝し喜び主を賛美します。

                           唄野隆



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