聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 148篇 「主は、その民の角を上げられた。主の近くにいる民、イスラエルの子らの賛美を。」 (詩篇 148:14) 天地万物、すべての造られたものに賛美を呼びかける壮大な賛美への招きです。「ハレルヤ。天において主をほめたたえよ。いと高き所で主をほめたたえよ。」と呼びかけ、天使たちを賛美に招き、日や月に賛美を求めます。詩人はよほど主の偉大さ恵み深さに感動し賛美の心に満ち溢れていたのでしょう。これほどの賛美の思いが私のうちにあるだろうか。うらやましくなりました。詩人は、続けて、地のすべての造られたものに賛美を呼びかけました。「海の巨獣よ。すべての淵よ。」と人知を超えたものにも、山々、丘、実のなる木、獣、はうもの、鳥などにも賛美を呼びかけました。そして、「地の王たちよ。すべての国民よ。君主たちよ。地のすべてのさばきつかさよ。」と人間世界の力ある者たちにも、若い男、若い女、年老いた者、幼い者など弱い者たちも、皆、賛美に招きました。人間世界の階級や力、地位、貧富などの差に関係なく、すべての人々に賛美を呼びかけたのです。人間の社会生活では、権力や富の差などで差別ができてしまいますが、主を賛美するところでは、そういうものは一切、何の関係もありません。すべてのものが等しく賛美に招かれます。主はすべての人の主であり、避けどころであり、助け主だからです。最後に、詩人は、「主は、その民の角を上げられた。主の近くにいる民、イスラエルの子らの賛美を。」と歌いました。「主の近くにいる」人を主はいちばん喜ばれるのです。「主よ。私も身近においてください。」と祈りました。 唄野隆 |