聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 146篇

「幸いなことよ。ヤコブの神を助けとし、その神、主に望みを置く者は。」
            (詩篇 146:5)

詩人は、「ハレルヤ。」と主を賛美し、自分のたましいに向かって、「私のたましいよ。主をほめたたえよ。」と賛美を呼びかけました。その招きを聞いて、彼のたましいは、「私は生きているかぎり、主をほめたたえよう。いのちのあるかぎり、私の神に、ほめ歌を歌おう。」と応えました。賛美は自然に湧き出てくることもありますが、自分で自分のたましいにむかって賛美を呼びかけ、たましいがそれに応えて賛美する、というここともあるのです。このように自分の中で語りあいながら主に向かって歩むのは素晴らしいことです。彼は、主に向かって賛美の声を張り上げながら、「君主たちに頼ってはならない。救いのない人間の子に。その息が絶えると、その者はおのれの土に帰り、その日のうちに彼のもろもろの計画は滅びうせる。」と歌いました。私たちは、ともすると、目に見える有力なものに頼ろうとします。しかし、主以外に本当に頼ることのできるものはありません。この世の権力でも、お金でも、やがて滅びます。幸いなのは、主を信じる者です。詩人が「幸いなことよ。ヤコブの神を助けとし、その神、主に望みを置く者は。」と歌ったとおりです。その主は天地万物を造った御方であり、とこしえまでも真実を守られる主です。しかも、弱い者も決して見過ごしにされることのない御方です。主は、その大きな御力をもって、イエスさまによって、弱い私たちを救うと約束されたお約束を必ずお守りになります。私も、信じ、感謝し、賛美します。

唄野隆



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