聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 118

「主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。」
                   (詩篇 118:1、29)

「主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。」爆発しそうな感謝と喜びの賛美への招きでこの詩篇は始まります。賛美の根拠はまず主が彼を苦しみから救い出されたことでした。「苦しみのうちから、私は主を呼び求めた。主は、私に答えて、私を広い所に置かれた。」具体的には主が彼を敵の手から助け出されたことでした。「すべての国々が私を取り囲んだ。たしかに、私は主の御名によって、彼らを断ち切ろう。」敵の攻撃は主によって退けられましたが、彼自身も戦いに臨み、主の御名によって敵を断ち切ると言います。主に信頼する祈りは主を信じて断固、敵に立ち向かう積極的な行動を生み出すものです。詩人はもう一つ主に感謝する理由をあげます。「「主の右の手は高くあげられ、主の右の手は力ある働きをする。私は死ぬことなく、かえって生き、そして主のみわざを語り告げよう。主は私を厳しく懲らしめられた。しかし、私を死に渡されなかった。」彼は罪を犯し、主の懲らしめを受けて死ぬばかりになったが、そこから主が彼を救い、生かしてくださった、というのでしょう。家を建てる者に見捨てられた石が家の土台となる石とされるというようなような回生の恵みの経験でした。このような主の救いのみわざの経験と感謝と賛美は、主を自分の救い主また主と信じている確信から生まれたものでした。「あなたは、私の神。私はあなたに感謝します。あなたは私の神、私はあなたをあがめます。」の賛美が心に響いてきます。

                            唄野隆



Copyrihgt© 2004-2014 Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.