聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 139篇 「神よ。私を探り、私の心を知ってください。私を調べ、私の思い煩いを知ってください。」 (詩篇 139:23) 詩人は、「主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。」と主が自分のすべてを知っておられることを告白し、“私が天に昇っても海の果てに住んでも、よみに下っても、そこに主がおられて私を見守っていてくださる、それは、主が私を造られたからだ“と語ります。主が自分のすべてをご存知で、私の一挙手一投足すべてをお見通しだというのは、嬉しくもあり、また恐ろしいことでもあります。この詩人も、このことを語ったとき、「このような知識は私にとってあまりにも不思議、あまりにも高くて、及びもつきません。」と告白しました。私たちは、自分が何者であり、どんな者であるかを知っているつもりですが、本当はよくわかっていません。他の人が私をどう見ているかを聞いたとき、それまで気づいていなかった自分の姿に気づいて愕然とすることがあります。私たちが自分の本当の姿を知るのは、主の御前に静まってみことばを聞き、主を思い、主の思いに目を向けるときです。そのとき、私たちは、主を知ると同時に、主の眼から見た自分の真の姿に気づきます。主が私よりも私をよくご存知だからです。主の御前における静まりは、主を知ることと自分を知ることの二つの知識を与えてくれます。詩人の、「神よ。私を探り、私の心を知ってください。私を調べ、私の思い煩いを知ってください。・・・」という祈りは、”あなたの目で自分自身の真の姿を知る者としてください、私がとこしえの道に向かうために“という祈りと重なっています。 唄野隆 |