聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 135篇 「ハレルヤ。主はまことにいつくしみ深い。主の御名にほめ歌を歌え。その御名はいかにも麗しい。」 (詩篇 135:3) 詩人は、主を恐れるすべての人々に賛美を呼びかけました。主のしもべたち、イスラエルの家、アロンの家、レビの家、主を恐れる者、に賛美を呼びかけました。今で言えば、牧師も、信徒も、求道者も、すべての者を賛美に招いているのです。そうです、主はすべての人にほめたたえられるべき御方です。賛美の中身は、主の偉大さと主の御民への特別の主の御顧みでした。主は天地万物の創造者であり、すべてのものをみこころどおりに支配される主権者です。すべのものがあらゆることにおいて主を賛美するのがふさわしいのです。それだけでなく、イスラエルにとっては、この世の大国エジプトの圧制から彼らを救い出し、カナンの地を彼らに与えてくださったという特別の御恵みが賛美の根拠になりました。「まことに、主はヤコブを選び、ご自分のものとされ、イスラエルを選んで、ご自分の宝とされた。」という告白は、彼らのこの気持ちを良くあらわしています。こういう人は偶像に心を向けることはできません。ただ主のみを崇めます。主は私を特別に愛してくださったと信じて歩む人には、自然に賛美が湧き上がります。努力しなくても、自分自身に対する主の特別の御愛を覚えるとき、賛美は自然にあふれ出ます。人格的なかかわりでは、自分は特別に愛されているという思いは思い上がりでもなく不公平でもありません。クリスチャンは、主は特別に私を愛してくださったと言うことができ、しかも、他の人がそう言うのを聞いて心から喜ぶのです。 唄野隆 |