聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 133篇

「見よ。兄弟たちが一つになって共に住むことは、なんという幸せ、なんという楽しさであろう。」
            (詩篇 133:1)

「見よ。兄弟たちが一つになって共に住むことは、なんという幸せ、なんという楽しさであろう。」そうです。そして、その祝福はアロンに注がれる油のように神によって与えられ、ヘルモンの露のように上から来ます。3節では主がその祝福を命じられたと歌われます。人間社会では、独立した者たちが、一体化する親しい交わりを維持するのは難しいことですが、そういう交わりに招くのがイエス・キリストの福音です。イエスさまは、地上での弟子たちとの交わりの最後のとき、彼らと彼らの証のことばを聞いてイエスさまを信じるようになるすべての人のために、「わたしは・・・お願いします。父よ。あなたがわたしにおられ、わたしがあなたにいるように、彼らがみな一つになるためです。・・・わたしは彼らにおり、あなたはわたしにおられます。」と祈られました(ヨハネ17:21,23)。人間の交わりでは一つになろうとすれば個々人の独立がそこなわれ、分かれると交わりが失われます。しかしイエスさまは、“父と子と聖霊が独立した三つの人格を保ちつつただひとりの神であるのと同じように、一人一人がイエスさまにあって父なる神さまと結ばれ、人格的独立を与えられ、その独立した人どうしが、イエスさまにあって一つとされるように”と祈ってくださったのです。その交わりが育てられていくのが教会の歩みです「。私は、日々、聖書に聴きます。イエスさまと結ばれ、この交わりを育てられる喜びの生活に導いてください。」と祈りました。

                           唄野隆



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