聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 128篇 「あなたの妻は、あなたの家の奥にいて、豊かに実を結ぶぶどうの木のようだ。あなたの子らは、あなたの食卓を囲んで、オリーヴの木を囲む若木のようだ。」 (詩篇 128:3) 「幸いなことよ。すべて主を恐れ、主の道を守る者は。」という歌いだしが、人間の幸せの原点を示しています。主を恐れ、主の道を歩む者は「自分の勤労の実を食べ」ます。自分の仕事を喜び、勤勉に働いて、その成果を楽しみ、豊かな生活をすることができるのです。そして、その家庭生活は、「あなたの妻は、あなたの家の奥にいて、豊かに実を結ぶぶどうの木のようだ。あなたの子らは、あなたの食卓を囲んで、オリーヴの木を囲む若木のようだ。」と歌われているように、家族一人一人が、のびのびと、自由に、その人ほんらいの道を喜んで歩んでいます。私たちは、ともすれば、親の言うことに子どもたちが従い家族そろって生活できるのが幸せだと思いがちです。しかし、それは親の願いで子を縛る生き方で、親は責任の重圧に押しひしがれ、子は自由がないと反発します。ここで歌われている家庭では、それぞれに主によるその人ほんらいの人生があることを認めて、それを尊重し、主をおそれ、主の道を歩むことを目指しています。それぞれが同じ主をおそれ、それをお互いが尊重するところで家族の和合が育つのです。そのような歩みが確立されると、その子や孫も主をおそれ、幸いな生活を喜ぶことができるようになり、イスラエルの繁栄につながる、と詩人は歌います。私も、それぞれの主にある人生を大事にし、それぞれが主を恐れるように励ましあっていきたい、と思います。 唄野隆 |