今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 125篇

「主に信頼する人々はシオンの山のようだ。ゆるぐことなく、とこしえにながらえる。」
            (詩篇 125:1)

エルサレム巡礼に上ってきて、エルサレムの宮で主を礼拝したとき、巡礼者は安らぎを覚え、シオン山上のエルサレムから見回して、エルサレムが山々に取り囲まれ、外敵から守られている様子に目がとまったようです。彼がどこからの巡礼団に加わっていたのかはわかりませんが、ガリラヤやバシャンなど、異邦の国々に接していて、外敵が侵入しやすい地域からの巡礼者であれば、堅固な山々に囲まれたエルサレムの安全さに感動しても不思議ではありません。しかし、彼は、山々に囲まれているエルサレムの安全さからさらに目を高く引き上げられ、自分たちが主に取り囲まれている安らぎに目が開かれたようです。素晴らしい気づきです。彼は、「主に信頼する人々はシオンの山のようだ。ゆるぐことなく、とこしえにながらえる。」と喜びに満ちて賛美しました。そして、主の守りは、“主の民の住まいが悪に犯されることなく正しい者が不正なことに手を伸ばさないため”に与えられるのだ、と告白しました。私たちも、ほっておかれると悪いことに心惹かれ、そこに生じる綻びから罪が入り込んできて悪に支配されてしまうような弱い者です。主の戒めを聞いて、肉の欲望を抑え、罪に支配されることのないように気をつけることが必要です。しかし、それだけではだめです。イエスさまを信じ、御霊によって新しく造りかえられ、イエスさまを主とする歩みに導かれることが大切なのです。「主よ。私の主となってください。私を取り囲んでください。」と祈りました。

                           唄野隆



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