今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 124篇

「もしも主が私たちの味方でなかったなら。」
           (詩篇 124:1)

この詩篇は、大きな苦難から救い出された喜びを歌う賛美です。詩人は、「もしも主が私たちの味方でなかったなら、人々が私に逆らって立ち上がったとき、そのとき、彼らは私たちを生きたままのみこんだであろう。・・・そのとき大水は私たちを押し流し、・・・荒れ狂う水は私たちを越えていったであろう。」と歌っていますが、イスラエルがエジプト軍に追われ紅海で海の藻屑となる危機に追い込まれたとき主が彼らを守り紅海を乾かして彼らを救われた奇しい救いを思いだして賛美したのでしょうか。主の救いを思い起こして、主を見上げたとき、「ほむべきかな。主。主は私たちを彼らの歯のえじきにされなかった。・・・私たちの助けは、天地を造られた主の御名にある。」と、賛美が湧き上がってきたのだと思われます。私たちも、イエスさまの十字架の救いに目を留め、初めてイエスさまに直面しイエスさまを信じて救われた時のことを思い返し思い巡らすとき、確かな救いの確信と、主の御恵みと御力の大きさにたいする深い感動をもって、主を賛美せずにはおられません。使徒パウロも、神が、恵みにより、御子イエス・キリストの十字架の死によって私たちの罪の贖いを成し遂げ、私たちがイエスさまを信じる信仰をとおして、神の救いにあづかり、御子イエス・キリストととともに世界を受け継ぐものとされた救いの福音を示されたとき、そのことを思い巡らし、感動し、「神が私たちの味方であるなら、誰が私たちに敵対できるでしょう。」(ローマ8:31)と告白し、賛美しました。私もアーメンと唱和します。

                           唄野隆



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