今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 122篇

「エルサレムよ。私たちの足は、おまえの門のうちに立っている。」
                      (詩篇 122:2)

エルサレム巡礼団がエルサレムに着き、その門の中に足を踏み入れたとき、そのなかのだれかが「人々が私に『さあ、主の家に行こう。』と言ったとき、私は喜んだ。」と、巡礼に誘われたときの喜びを思い出して歌いました。それを聞いた人が、「エルサレムよ。(今)私たちの足は、おまえの門のうちに立っている。」と喜んで応えました。そしてエルサレムの美しく整った町並みを見、続々と続いて上ってく巡礼団に目を留め、「そこに多くの部族、主の部族が、上ってくる。イスラエルのあかしとして、主の御名に感謝するために。」と歌い、「そこには、さばきの座、ダビデの王座があったからだ。」と主を仰ぎました。主のご支配の下で、人々は平和を喜び繁栄を楽しむことができると知っていたからです。そして、「エルサレムの平和のために祈れ。」と呼びかけ、“エルサレムの町に平和があるように、その中の宮殿に繁栄があるように、そこに住む兄弟姉妹お互いの間に平和があるように祈れ”と励ましました。この麗しく喜ばしい情景が目に浮かび上がってきます。私たちの人生の旅路もそうです。主の御許での平和と繁栄とを互いに祈り求めつつ、愛の交わりの中に生きるのです。それは共に主を主とするところで経験できることです。まず、自分が主の御許に行き、主の御前にひれ伏し、主と共に住む生活に入るところから始まります。そして、今、イエスさまを私の救い主、また主と信じたとき、私たちは“主のエルサレムの中に立っている”と叫ぶのです。すでに主のエルサレムに導きいれられている人は幸いです。

                 唄野隆



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