今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 121篇 「あなたを守る方は、まどろむこともない。」 (詩篇 121:3) エルサレムに向かう巡礼者たちがシオンの山々を望み見るところまで来たとき、その中の誰かが「私は山に向かって目を上げる。私の助けはどこから来るのだろうか。」と歌いだし、誰かが「私の助けは天地を造られた主から来る。」と応え、さらにまた「主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。」という賛美が続く、という光景を想像すると楽しくなります。彼らは家も家畜も置いて、巡礼に出てきているので、旅の途中で病気になったり危険に出会う恐れだけでなく、留守の間に泥棒がはいったり、自然の災害で家財産が失われる危険もありました。主を信頼し主の守りを信じることなしに、安心して巡礼の旅を続けることはできませんでした。しかし彼らは主の守りを信じました。「私の助けは天地を造られた主から来る。」と歌い、「主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方はまどろむこともない。見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。」という賛美を聞いて、巡礼の旅を続けたのです。彼らは、“主は自分の右の手を覆う陰、つまり盾をもっていない無防備の部分を守ってくださる、目覚めている昼も眠っている夜も、いつも、そして行くにも帰るにも、つまり生活の全体、また今よりもとこしえまでも自分たちを守ってくださる”と信じて巡礼を続けたのです。私たちの人生は永遠の故郷に向かう巡礼の旅です。「私は、この巡礼の旅を主にある兄弟姉妹と、この都のぼりの歌を歌い交わしつつ歩みます。守り助けお導きください。」と祈りました。 唄野隆 |