今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 119篇(11)161−176 「私は、滅びる羊のように、迷い出ました。どうかあなたのしもべを捜し求めてください。私はあなたの仰せを忘れません。」 (詩篇 119:176) 今日の箇所の前半部分では、みことばにたいする愛の深さが、繰り返し歌われています。彼は、みことばを「恐れ」、「喜び」、「愛し」、「行い」、「守って」いると歌います。私たちは、よく“みことばを聞き、みことばから教えられ、みことばのおしえに従う”と聞いたり、言ったりしますが、みことばは私たちの外にあり、そのみことばから聞いた指針に従って、私たちが自分の生活を整えていく、というような意味で語ることが多いようです。しかし、詩人のみことばにたいする態度は、みことばを愛し、慕い、喜び、まるで愛する人と結婚し共に住んでいるかのような、みことばと一体化する姿を見せています。私も、このようにみことばと一つになる歩みをしたい、と思いました。最後の段落では、そのみことばと一つとなるような歩みから、“賛美があふれ出、みことばを歌い、みことばを喜ぶようにさせてください”という祈りが捧げられます。みことばと一つになる生活は、みことばが喜びの賛美となってあふれ出、生活すべてが歌となるのです。しかし私たちはすぐみことばから迷い出ます。そういう私たちを主は愛をもって捜し求め、みことばのもとに連れてきてくださるのです。イエスさまはそのことを、迷える羊を捜し求める羊飼いのたとえで語られました(ルカ15:4−7)。そのイエスさまのみことばを忘れず、“いつも自分の弱さを直視し、主の愛の叫びを聞きわける者でありたい”と思い、主が迷える罪人を探し求めてくださるよう、祈りました。 唄野隆 |