聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 119篇(10)145−160 「主よ。あなたの決めておられるように、私を生かしてください。」 (詩篇 119:149) 詩人は、“私はあなたを呼び求めます。私に応えて救ってください。私はあなたのみことばを守ります“という祈りを、表現を少し変えてですが、繰り返し主に祈りました。そして、「私は夜明け前に起きて叫び求めます。私はあなたのみことばを待ち望んでいます。私の目は夜明けの見張りよりも先に目覚め、みことばに思いを潜めます。」と主のみことばを第一に求めていることを告白します。それから、「あなたの恵みによって私の声を聞いてください。主よ。あなたの決めておられるように私を生かしてください。」と求めます。この「私を生かしてください。」という祈りは、「みことばにしたがって」、「あなたの恵みによって」という別の表現も加えるとこの二つの段落だけで4度、繰り返してささげられています。「主の決めておられるように」と言われているところも、他の翻訳では、主のお約束とか、主のおきてとか、あるいは主の恵みとか、いろいろな訳語が当てられています。このことから、私が生きることは主の固いご意志なのだ、と詩人が確信をもっていたことがわかります。この賛美を聞いて、主は、詩人の信仰を喜び、同時に”お前はその確信をもっているか“と私に問われている思いがしました。この信仰を持って詩人が主のみことばを愛し、仰せに従って歩んだからこそ、彼は「あなたの仰せはことごとくまことです。」、「みことばのすべてはまことです。あなたの義のさばきはことごとく、とこしえに至ります。」と告白することができたのです。私も、この詩人の祈りに心からアーメンと唱和します。 唄野隆 |