聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 119篇(8)113−128 「私は二心の者どもを憎みます。しかし、あなたのみ教えを愛します。」 (詩篇 119:113) 今日の箇所は、「私は二心の者どもを憎みます。しかし、あなたのみ教えを愛します。」ということばで始まります。主との交わりで一ばん大事なのは「ただあなただけ」と主のみを見つめる姿勢です。あれもこれもと目移りする姿勢で主に接することを主は一ばん嫌われます。ですから、この詩人の“あなただけを愛します、あなたのみ教えだけを聞きます”という姿勢をどんなに喜ばれたことでしょうか。神さまも大事だがお金も必要だ世間体も無視できない、というような姿勢で信仰を考えていないだろうか、と問われます。こうのように主だけを大事にする人が、「私は、わが神の仰せを守る。みことばのとおりに私をささえ、私を生かしてください。」と祈り、「そうすれば私は救われ、いつもあなたのおきてに目を留めることができましょう。」と告白するのです。後半の段落で、詩人は「私はあなたのしもべです。私に悟りを授けてください。そうすれば、私は、あなたのさとしを知るでしょう。」と祈っています。自分は主の奴隷だと告白し、そして悟りを授けてください、と祈り、主の恵みを悟るとき、主の教えに目を留め、悟りを得ることができるでしょう、と言いました。主の前にへりくだって、絶対服従の姿勢でみことばを受けるとき、みことばが自分のものとなっていくのです。そして、みことばの偉大さ、深さ、また恵みをわかっていくのです。“聖書のことばを理解できたら従う”というのではなく、主の前にへくだり、絶対服従の姿勢でみことばを聴くところから、みことばの素晴らしさが体験的にわかるのです。 唄野隆 |