聖書一日一章メッセージ集
聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 １１９篇（７）９７−１１２ 「あなたの仰せは、私を私の敵よりも賢くします。それはとこしえに、私のものだからです。」 （詩篇 １１９：９８） 詩人は、「私は私のすべての師よりも悟りがあります。」、「私は老人よりもわきまえがあります。」と歌います。高慢で鼻持ちのならないことばに聞こえます。彼自身の能力や努力でそうなったと言うのなら、正にそのとおりです。しかし彼は、「それはあなたのさとしが私の思いだからです。」、「それは、私があなたの戒めを守っているからです。」と語ります。彼の悟りやわきまえは主がみことばを通して与えられたものだと告白し、その素晴らしさを確信していたのです。ですから、彼は神のみおしえを愛し、いつも主のさとしを思い、その戒めを守り、みことばの甘さを堪能したのです。そして、「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。」と歌い、「みことばのとおりに私を生かしてください。」、「あなたのさばきを私に教えてください。」と祈り、「私は、あなたのみおしえを忘れません。」と誓い、また「あなたのさとしこそ、私の心の喜びです。」と告白しました。彼の信仰生活の核心は、聴いたみことばが彼のものとなり、彼が生きているというよりもみことばが彼の中で生きていると言ったほうが良いようになっているところにありました。それは、彼が日々、みことばを聴き、喜んで受け、それを行うことを心がけたからです。後にパウロも「キリストのことばを、あなた方のうちに豊かに住まわせ」なさい、と勧めました（コロサイ３：１６）。私も日々みことばを聴き、みことばがわがうちに住み生きてくださるように、祈ります。 唄野隆 |
