聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        詩篇 93

「主は、王であられ、みいつをまとっておられます。・・・まことに、世界は堅く建てられ、揺らぐことはありません。」
                    (詩篇 93:1)

 詩人は、王の主権が確立されて国が確していると歌うことを通して、“主の主権が確立するとき世界は堅く立って揺るがない”ことを歌います。そうです。全世界が主の主権を認めて主を崇め、神のかたちに造られた者が、神のみこころに従って、神の創造された世界を治めるとき、世界は堅く立ち、揺らぐことがないのです。それは天地創造の昔から、永遠に変わることのない真理です。しかし、サタンにそそのかされて人が罪を犯して以来、人は自分が主となろうとして、互いに争い、被造世界は人に反逆し、世界は揺れ動いています。主が選ばれたイスラエルもバビロンの捕囚となり、主の宮も破壊されました。しかし、主の御顧みによって、イスラエルはバビロン捕囚から解放され、エルサレム神殿は再建されました。捕囚から帰還した人々は、王の即位を祝うように、喜び、小躍りしながらこの詩篇を賛美したのだろうと思われます。私たちも、自分が王となろうとして互いに争い揺れ動く世界に住んでいます。そこには不安と恐れがあります。私たちに襲いかかる敵は、とどろきあふれ流れる川、海からの大きな津波のような恐ろしさをもって迫ってきます。私たちの力では食い止めることはできません。しかし、主は、そういう大津波のような力も及ばない高き所に住まわれる主です。その主を信じるとき、主は私たちを守ってくださいます。その主への道案内は主のあかし、すなわち聖書のみことばです。「私はみことばを聴き主を信じて歩みます。」と祈ります。

                            唄野隆



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