聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

               詩篇 119篇(6)81−96

「私のたましいは、あなたの救いを慕って絶え入るばかりです。私はあなたのみことばを待ち望んでいます。」
                     (詩篇 119:81)

今日の箇所の前半で、詩人は、「私のたましいは、あなたの救いを慕って絶え入るばかりです。・・・私の目は、みことばを慕って絶え入るばかりです。『いつあなたは私を慰めてくださるのですか。』」と訴え、「たとい私は煙の中の皮袋のようになっても、あなたのおきてを忘れません。」と必死になってみことばにしがみついています。彼は、敵に攻め立てられ、必死になって、主に助けを求めました。主のみことばに無我夢中ですがりついていきました。滅びを目の前にするような切迫した状況だったのでしょう。事態は絶望的でした。しかし、目を天に向けたとき、彼は素晴らしい世界を見出しました。「主よ。あなたのみことばは、とこしえから、天において定まっています。あなたの真実は代々に至ります。あなたが地を据えたので、地は堅く立っています。それらはきょうも、あなたの定めにしたがって堅く立っています。すべては、あなたのしもべだからです。」周りの敵を見、惨めな自分の姿に目を留めて激しく揺れ動いた彼の心は、天に目を向け、主が天地すべてのものを支配し立たせておられることを知ったとき、落ち着き、安らぎ、静かに主のみことばを慕い求めました。「私はあなたの戒めを決して忘れません。それによって、あなたは私を生かしてくださったからです。・・・私はあなたの戒めを求めています。・・・あなたの仰せはすばらしく広いのです。」後半は、主を求めたときに与えられた静かな確信と喜びと賛美です。アーメンです。

                           唄野隆



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