聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

               詩篇 119篇(5)65−80

「主よ。あなたは、みことばのとおりに、あなたのしもべに良くしてくださいました。よい分別と知識を私に教えてください。」
                  (詩篇 119:65,66)

詩人は「主よ。あなたは、みことばのとおりに、あなたのしもべに良くしてくださいました。よい分別と知識を私に教えてください。」と祈りました。主が与えてくださった恵みを感謝し、これからの生き方についての御導きを願ったのです。私たちも、主の恵みをひとつひとつ確認し感謝します。しかしそこに安住するのでなく、主の恵みを土台にしてこれから主のために生きようと思います。でも具体的にどう生きればよいかよくわからない、というのが現実です。ですから、どう生きればよいか、主からの分別と知恵を与えてください、という詩人のこの祈りは私たちの祈りでもあります。詩人はまた「あなたの御手が私を造り、私を形造りました。どうか私に、悟りを与えてください。私があなたの仰せを学ぶようにしてください。」と祈ります。主からの分別は自分のルーツをしっかり確認するところから始まるのです。私たちは神に造られた者だという自覚が私たちの生の土台です。そして、こんな罪人が十字架の贖いによって赦され、主の救いにあづかったという確信が私たちの信仰生活の礎石となります。この基礎の上に、私たちは、日々、主のみことばを聞き、主による悟りを与えられ、良く考え、思慮分別を働かせて自分の歩みを整えて歩むのです。そのとき私たちは主のみことばを喜ぶことができ、それを見る信仰の友にも喜びをもたらすことができます。失敗し、罪を犯し、苦しみにあっても、それを益としてくださる主の御手の中で感謝できるのです。

                           唄野隆



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