聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 105

「これは、彼らが主のおきてを守り、そのみおしえを守るためである。ハレルヤ。」
                     (詩篇 105:45)

詩人は、まず「主に感謝して、御名を呼び求めよ。」と呼びかけ、「主の聖なる名を誇りとせよ。主を慕い求める者の心を喜ばせよ。主とその御力を尋ね求めよ。絶えず、御顔を慕い求めよ。」と勧めます。彼は、主の民を、主を喜ぶ主との親しい交わりに招いているのです。そのために、「主が行われた奇しいみわざを思い起こせ。」と勧めます。主の恵みのみわざを思い起こすことが私たちの信仰を奮い立たせ、主を喜ぶ喜びに満たすのです。彼は、まず、主がアブラハムにカナンの地を与えると約束されたことを思い起こさせます。そのとき彼はカナンの地で放浪生活をつづけていたのですが、主はその地の誰にも彼に手を触れさせず、彼の子孫が飢饉を避けてエジプトに逃れたときは、先立って奴隷に売られていたヨセフをエジプトで宰相の地位に引き上げ、イスラエルがエジプトで安らかに住めるようにされたことを告げます。エジプト人の心が変わってイスラエルを虐待したときには、モーセとアロンを遣わし、多くの奇跡を起して彼らを守り、彼らをエジプトから引き出し導きいれたシナイの荒野では、うずらの肉を与え天からのパンを下し岩を開いて水を与え、ついに彼らをカナンの地に導きその地を与えられたことを歌います。主は約束を守られました。すべて主が彼らを祝福し、彼らが主のおきてを守りそのみおしえを守るためでした。私も、主のみことばを思い起こし、それと自分の歩みを重ね合わせ、それが何のためであるかを思い巡らし、主を賛美します。

                            唄野隆



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