今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 102 「しかし、主よ。あなたはとこしえに御座に着き、あなたの御名は代々に及びます。」 (詩篇 102:12) 詩人は、「主よ。私の祈りを聞いてください。・・・私が呼ぶときに、早く私に答えてください。」と祈りました。彼は苦しみ、悲しんでいました。それを見た周りの人々は彼をあざけりました。彼は、“私が罪を犯し主が怒られたことによる”と感じたようです。そういう苦しみは主に罪を告白し、主の赦しのみことばを聞かないかぎり、おさまりません。彼は主に祈りました。主に訴えているうちに、自分に向いていた彼の目が転じて主に向かいました。そして、「しかし、主よ。あなたは、・・・。」と祈り、“主は変わるところのない永遠の主、主の民を顧みてくださる、彼が罪を犯しても、神の義しさのゆえに彼を打たれるが、彼が失われ滅ぼされてしまわないように彼を憐れみ救ってくださる、そのことによって、神の御真実が明らかにされ、主の御名がほめたたえられる”と告白しました。そして、今やその主の憐れみが明らかにされる時、救いの時だと信じ、祈りました。“主が罪人に目を留め、彼を解放し、救われた主の民が主を賛美するようになり、そのことが後の時代にまで伝えられ、代々の人々が主を賛美するように”と。現実の苦しさを主に訴えながらも、“主は変わることがない、主の救いが与えられ、それが子々孫々にまで伝わる”と告白し、賛美したのです。詩人は、ただ自分の苦しみからの解放を求めたのではなく、そのことを通して主の御名があがめられることを求めて祈りました。私の祈りもそういう祈りに引き上げられたい、と思います。 唄野隆 |