今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 101

「私の目は、国の中の真実な人たちに注がれます。彼らが私とともに住むために。」
                   (詩篇 101:6)

 この詩篇は、王が、立派な国づくりを志して歌った詩篇だ、と思われます。主に向かって、「いつ、あなたは私のところに来てくださいますか。」と祈っていますから、ダビデが神の箱をエルサレムに迎えようとしたときに歌った詩篇かもしれません。しかし、私たちが主を主として自分の心にお迎えするときの賛美だ、と霊的に理解してもよいでしょう。彼は、「私は、全き道に心を留めます。・・・私は正しい心で、自分の家の中を歩みます。」と歌い、“曲がった業を憎み、曲がった心を去らせ、隣人をそしる者を滅ぼし、高ぶる者を退ける”と歌います。そして、「私の目は、国の中の真実な人たちに注がれます。彼らが私とともに住むために。」と歌います。それは、全き道を歩む者が彼に仕え、偽りを語る者、不法を行う者など悪者たちが絶ち滅ぼされ、国中が真実な人たちの住まいとなるためです。こんな王に治められる国民は幸いです。彼は、“悪を断ち切り、高ぶりを退け、全き道に心を留め、真実な人に目を注ぐ”と言います。朝ごとの決心が彼の生活を支えたようです。彼がそのような歩みを求めたのは、自分の歩みに主が目を注いでくださっていることを感じ取ったからでしょう。自分に注がれる主の目を知って、彼は、その主の目をもって周りの人々を見たのです。そこから、立派な王としての歩みが生まれるのです。私も、自分に注がれている主の目に目を留め、その主の目をもって、自分自身を整え、周りの人々を見ていこう、と思います。
 
                            唄野隆



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