今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                       詩篇 100

「知れ。主こそ神。主が、私たちを造られた。私たちは主のもの、主の民、その牧場の羊である。」
                   (詩篇 100:3)

 「全地よ。主に向かって喜びの声をあげよ。喜びをもって主に仕えよ。喜び歌いつつ御前に来たれ。」全地に向かって呼びかける壮大な賛美です。自分ひとりの感動にとどめておくことのできない、溢れかえるような作者の喜びが感じられます。主が天地の創造者、全世界の主であるというだけでなく、その主が自分を主との親しい関係に入れてくださったという感動がこの詩篇を生み出したのです。「喜び歌いつつ御前に来たれ」という招きは主が自分を主との親しい関係に導き入れてくださったという彼の自覚を示しています。そこから彼は「知れ。主こそ神。主が、私たちを造られた。私たちは主のもの、主の民、その牧場の羊である。」と、主との親しい関係の喜びの賛美に進みました。主が世界の主であると知るだけでなく、その主が私の救い主であり、親しい同伴者であると知ることが人を本当に生かすのです。クリスチャンにとって主を知ることが大切であることは誰もが認めるところですが、どのように主を知るかが問題です。よく思い出すことですが、ジョン・ウエスレーは、「神は全世界の救い主だと知っている」と言うだけのときは力ある働きができませんでした。しかし、「イエス・キリストは私の救い主だ」と知ったときから、全く新しい聖霊の力に満ちた大伝道者になりました。「主を全世界の創造主であると知るだけでなく、私の罪の贖い主であり、さらに、いつも共に歩んでくださる親しい同伴者であると知る者にしてください。」と祈りました。

                            唄野隆



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