今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 99 「われらの神、主。・・・あなたは、彼らにとって赦しの神であられた。しかし、彼らのしわざに対してはそれに報いる方であった。」 (詩篇 99:8) 詩篇作者は、まず、「主は王である。・・・主はシオンにおいて、大いなる方。」と主がすべてのものの上に立つ至高のお方であることを歌い、続いて「主は聖である。」と賛美します。人の思いを超える聖なる御方を畏れる思いがなければ、人の世界が正しく整えられることはありません。私たちは、聖なる主を畏れます。詩人は、続いて、「王の力は、さばきを愛する。あなたは公正を堅く立てられた。」と、主がご自分の民ヤコブを治め、正義と公正をもって全世界を統治しておられることを歌います。義と公平をもって治める御方の下で、世界は平和を楽しむことができるのです。それから、詩人は、「モーセとアロンは主の祭司の中に、サムエルは御名を呼ぶ者の中にいた。」と歌い、「彼らは主を呼び、主は彼らに答えられた。主は、雲の柱から、彼らに語られた。彼らは主のさとしと彼らに賜ったおきてを守った。われらの神、主。あなたは彼らに答えられた。」と、主とみ民との間に、民が呼び求めると主が答え、主が語られると民が聴き従う、親しい交わりが与えられていることを喜び歌います。民のみことば聴従は神のかたりかけへの応答なのです。それから、詩人は、主は赦しの神だ、と告白し、「われらの神、主は聖である。」との賛美で結びます。その赦しは罪の容認ではなく、悪に対しては報いが与えられ、罪がきよめられる聖(きよ)めの赦しです。そのためにこそイエスさまの贖いが与えられたことが新約の時代に明らかにされたのです。感謝です。 唄野隆 |