聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        詩篇 92

「主よ。あなたのみわざはなんと大きいことでしょう。あなたの御計らいはいとも深いのです。」
                    (詩篇 92:5)

 表題は「安息日のための歌」となっています。主にある安息を歌ったものとされているのです。主はご自身を信ずる者に安息を備えてくださっています(ヘブル4:1)。しかし、人は安息を得ませんでした。主を信じて安らぐのではなく、自分で自分を守ろうとしてあくせく動き回るからです。主にある安息は、主を信頼して、主の義しい御支配と主の恵みの御業を見、そのすばらしさに賛美の声をあげ、主に身をゆだねるところにあります。この信仰の詩人は、まず「主に感謝することは、良いことです。いと高き方よ。あなたの御名にほめ歌を歌うことは。朝に、あなたの恵みを、夜ごとに、あなたの真実を言い表すことは。」と賛美しました。安息に生きる人は、自分の身の回りの出来事も、目先のことでなく、天におられる主の目で見る高い視点から、また物事の最後から見る長期的視野で見ます。悪者どもが栄えるのを見ても、彼らの終わりは滅びであることを見て、妬みや怒りで傷つけられることなく、落ち着いて主の御業の深遠さに驚嘆し賛美します。主のみこころは、目の前のことしか見ない「なまけ者」や「愚か者」は気づきませんが、静かにして主を見上げ、主の御業に目を留める者には明らかに示されます。そして、彼の角は高く上げられ、主の家に植えられ、神の大庭で栄えます。彼は年老いてもなお、実を実らせ、みずみずしく生い茂るのです。“主にある安息の中では老いてもなお成長する”と言われていることは、年輩者には大きな喜びです。

                            唄野隆



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