今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 71 「私の口は一日中、あなたの義と、あなたの救いを語り告げましょう。私はその全部を知ってはおりませんが。」 (詩篇 71:15) この詩人は、主に向かって、「私は生まれたときから、あなたに抱かれています。あなたは私を母の胎から取り上げた方。私はいつもあなたを賛美します。私は多くの人にとって奇跡と思われました。あなたが、私の力強い避け所だからです。」と賛美しました。彼は、若いときから多くの苦しみにあい、そのたびに主の奇跡的な救いを経験してきたことを思い返して、賛美し、またその恵みの経験を語り続けてきたのです。彼は、年老いた今も、多くの苦しみに遭っていたようです。「主よ。私はあなたに身を避けています。」、「わが神よ。私を悪者の手から救い出してください。」、「私の敵が私のことを話し合い、私のいのちをつけねらう者どもが、共にたくらんでいるからです。彼らはこう言っています、『神は彼を見捨てたのだ。追いかけて彼を捕らえよ。救い出す者はいないから。』」、と主に祈っているところからそう思われます。彼は、自分が年老い力が衰えていることを自覚していました。そういう中で、「年老いた時も、私を見放さないでください。」、「年老いてしらがになっていても、神よ。私を捨てないでください。」と祈り、主が救ってくださることを確信しました。しかも、その救いは、自分が知るところを超えて深く大きい、と信じていました。彼は、その救いの経験を次の世代に、さらにすべての者に語り伝え、そして種を賛美する、と言います。なんという信仰でしょうか。年老いてもこういう老聖徒になりたいものだ、と思います。 唄野隆 |