今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        詩篇 69

「しかし、主よ。この私は、あなたに祈ります。・・・あなたの豊かな恵みにより、御救いのまことをもって、私に答えてください。」
                   (詩篇 69:13)
 
 詩人は、“私は、主にたいして罪を告白し、主のこらしめを甘んじて受け、主の救いを祈り求めていたとき、周りの人たちが私に同情し慰め励ますどころか、私を憎みさげすみ私の苦しみを増し加えるような仕打ちをしたので、さらに切に主の救いを求めて祈る”と歌いました。彼は、主に罪を告白し、断食して悲しみ、荒布を着て、救いを求めて祈ったのですが、それは主とのかかわりを大事にする主を思う熱心さから出たことでした。しかし人々の関心は目に見えるところだけ。目に見えない主との関わりには注意しません。ですから、彼の様子を見て、彼は罪を犯し、罰を受けている、と考え、彼をそしり、あざけり、物笑いの種とし、彼のことをうわさ話にしました。そういう中から、彼は、“土台が崩れ、足がかりを失い、奔流に流され、水がのどまで入ってくるような苦しみの中にある”、と告白して主の救いを求め、“あざける者が勝ち誇り、主を待ち望む者が恥を見るようなことのないようにしてください”、と祈りました。“人々はうわべの状況を見て、苦しみの中にある人をあざけり笑う”、「しかし、主よ。この私は、あなたに祈ります。神よ。みこころの時に。あなたの豊かな恵みにより、御救いのまことをもって、私に答えてください。」と祈りました。そして、主が聞いてくださったことを確信し、感謝して、賛美をささげました。心の貧しい人、神を尋ね求める人々、また天と地のすべてのものを賛美に招きました。私もその賛美に加わります。

                         唄野隆



top