今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        詩篇 67

「神よ。国々の民があなたをほめたたえ、国々の民がこぞってあなたをほめたたえますように。」
                  (詩篇 67:3,5)
 
 詩人は、「どうか、神が私たちをあわれみ、祝福し、御顔を私たちのうえに照り輝かしてくださるように。」と祈りました。そして「それは、あなたの道が地の上に、あなたの御救いがすべての国々の間に知られるためです。」と続けました。私たちは、病気がなおるようにとか、仕事がうまくいくようにとか、幸せになるようにとか、自分の願いや益を求めて祈ります。しかしこの詩人は、主の道が人々に知られ、主の恵みがすべての者に明らかにされることをも読めて祈りました。“私たちに御顔を向けてください”と願い、“全世界のすべての者が主を賛美するために”と祈りました。「神よ。国々の民があなたをほめたたえ、国々の民がこぞってあなたをほめたたえますように。」こんな祈りを聞かれた主はどんなにお喜びになったでしょうか。私たちの祈りも、いつもこういう祈りであればどんなに主は喜ばれ、また私たちも幸いなことでしょう。詩人は、「あなたが公正をもって国々の民をさばかれ、地の国民を導かれるからです。」と祈り、「地は産物を出しました。」と感謝をささげました。主の公義が行われ、民が豊かな収穫を得るように、祈ったのです。自分のために祈ったのではなく、人々が主をあがめ、主の公義に従い、幸いを得、主の恵みに感謝して喜び、主をほめたたえることを祈ったのです。その祈りは、神が御顔を私たちの上に輝かしてくださることから湧き出ます。私も、まず上を見上げ、私たちの上に御顔を輝かしてくださる主を仰ぎます。

                           唄野隆



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