聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 29 「力ある者の子らよ。主に帰せよ。栄光と力とを主に帰せよ。御名の栄光を主に帰せよ。聖なる飾り物を着けて主にひれ伏せ。」 (詩篇 29:1,2) 詩人は、「力ある者の子らよ。主に帰せよ。栄光と力とを主に帰せよ。御名の栄光を主に帰せよ。聖なる飾り物を着けて主にひれ伏せ。」と歌いだし、大自然の上に君臨される主の偉大さを賛美します。津波や洪水、雷、地震などに出会うとき、人は自然の力の強大さに茫然自失し、災いを恐れます。しかし、水を溢れさせ、森の木々を切り裂き、山々や荒野を踊り狂わせる天変地異も、主の声による、と詩人は歌い、主を畏れます。そして、“それは、主の民に力を与え、平安をもって、ご自身の民を祝福するためだ”と歌います。天地万物を支配する主の偉大な御力は、本来、私たちに災いをもたらすためではなく、私たちの祝福のためだ、と告白しているのです。そうです。主の主権が確立し、天地万物が主のみ前にひれ伏し、主のみ声を聞き、みことばに聞き従い、主に賛美をささげるとき、すべてのものがいのちに満ち、平和を保ち、喜びにあふれて生きることができるのです。人が主に背を向け、主を恐れず、おのおの自分勝手な道に歩みだすと、人々の間に争いが起こり、混乱を引き寄せ、自然も荒れ狂い、災いを招きます。私たちの住んでいる世界に争いが絶えず、自然も災害をもたらし、世界が常に混乱につきまとわれているのは、私たち人間が自分を第一にし、神を恐れることがないからです。私たち自身が主を恐れ、主のみことばに聞き従うことが何よりも大切であり、すべての人々が主を恐れるように働きかけることが私たちの使命なのだ、と受け止めます。 唄野隆 |