聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 56 「神が私の味方であることを私は知っています。」 (詩篇 56:9) 表題に示されているように、1サムエル記21章に記されている出来事、すなわち、ダビデがサウルに追われてペリシテ人の王アキシュのもとに身をさけようとしたときのことを歌った詩篇です。そのとき、アキシュの家来たちはダビデを捕らえ、この男は敵イスラエルの英雄ではないかと訴え、それを聞いたダビデは狂人のふりをし、アキシュは狂人に用はないと言って彼を追い出しました。詩人は、「神よ。私をあわれんでください。」と祈り、「私の敵は、一日中、私を踏みつけています。」と訴えています。サウルに追われ、ペリシテ人にいのちを狙われる苦境を主に訴え、救いを求めたのです。しかし、その中で、彼は、「恐れのある日に、私は、あなたに信頼します。・・・私は神に信頼し、何も恐れません。肉なる者が、私に何をなしえましょう。」と信仰を告白しています。「一日中、彼らは私のことばを痛めつけています。彼らの思い計ることはみな、私にわざわいを加えることです。」と訴えたほど、苦しい状況の中での信仰告白でした。彼は、苦しい歩みのすべてを主は記録にとどめてくださっていると信じ、「あなたは、私のさすらいをしるしておられます。」と告白しました。彼は「神が私の味方であることを知っていました。どんな状況の中でも主を知り、主を信頼する信仰を主はどんなに喜ばれたことでしょうか。彼は祈りが聞かれたことを知り、主のみことばを賛美し、主に感謝し、救いは「私が、いのちの光のうちに、神の御前を歩むため」だ、と告白しました。賛美と感謝と献身の祈りです。私もアーメンと唱和します。 唄野隆 |