聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        詩篇 50

「感謝のいけにえを神にささげよ。あなたの誓いを主に果たせ。苦難の日にはわたしを叫び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。」
               (詩篇 50:14,15)

詩人は、「神の神,主は語り、地を呼び寄せられた。」と歌いだし、「わたしの聖徒たちをわたしのところに集めよ。」と主が言われた、と続けます。主はご自分の民を呼び出し彼等をさばかれます。主はご自分の民に自由を与えられますが、それは彼等が好き勝手に歩むためではなく、彼等を罪の奴隷から解放し、自由に、主に応え、人々に仕える者となるためです(ヨハネ8:34,36参照)。そして、滅ぼすためでなくきよめるために、主はご自分の聖徒たちをさばかれます。主がご自分の民に望まれることは彼等がいけにえをささげることではありません。主は天地の主でありすべてのものは主のものです。民がいけにえをささげなくても主がご不自由なさることはありません。大事なのは、主の民が、主の恵みを受け、主に感謝し、主を慕い求め、主との親密な交わりを育てられることです。いけにえはその交わりの中で自然にさげられるもので、主を喜ばせるために支払う犠牲などではありません。「感謝のいけにえを神にささげよ。あなたの誓いを主に果たせ。苦難の日にはわたしを叫び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。」という主のみことばは、ささげものや祈りが主との交わりのためであることを示しています。ですから、信じてもいないのに神のおきてを語り、口で良いことを言いながら心の中では悪いことを図り、主を恐れることなく、神を自分たちと同じように考える者を断罪なさいます。 “お前は大丈夫か”と問われているのを覚えます。

                           唄野隆



Copyrihgt© 2004-2014 Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.