聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 47 「すべての国々の民よ。手をたたけ。喜びの声を上げて神に叫べ。」 (詩篇 47:1) 詩人は、全世界のすべての民に、神を賛美せよ、と呼びかけました。「すべての国々の民よ。手をたたけ。喜びの声を上げて神に叫べ。」全世界の人々が平和を得、喜びに満ちて生活するためでした。人が本当に安らぎを得、繁栄を楽しめるのは、神を恐れ、神に感謝し、神をほめたたえるときなのです。詩人は、また、「神は喜びの叫びの中を、主は角笛の中を上って行かれた。神のほめ歌を歌え。ほめ歌を歌え。・・・」と賛美しました。今、世界はあちこちで揺れ動いています。平和は色あせ、争いがあり、多くの人々の血が流されています。それにはいろいろな原因がありますが、現代世界に、神を恐れ、神に感謝し、神を賛美する思いが欠けているところに問題の根があります。クリスチャンの証が不徹底で、世界の人々に神を恐れる思いを伝えられていないことが問題ではないかと迫られます。悔い改めて、主を恐れ主に感謝し主を賛美する姿勢を立て直そう、人々の中でそのように生きよう、と決心しました。詩人は賛美を呼びかけたとき、“主が私たちを選び、世界の国々を私たちの足元に従わせたから”と歌いました。私たちに他の人々を支配させるためではありません。すべての民の神、私たちの主が誰よりも私を愛し大事にしてくださっているいると受け止め感謝することから讃美が生まれ、その讃美が世界の人々を讃美に導くことになるからです。愛は、他の何よりもお前を愛したと言われるとき本当に深く心に届くのです。99匹を残して迷い出た一匹を探す羊飼いの譬えに示される主の愛を知ることが出発点です。 唄野隆 |