聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 45 「あなたは人の子らにまさって麗しい。あなたのくちびるからは優しさが流れ出る。神がとこしえにあなたを祝福しておられるからだ。」 (詩篇 45:2) この詩篇は王の結婚を祝う歌ですが、現実にはこれほど完全な王はいませんから、メシアとイスラエル、あるいはキリストと教会の結婚を喜び歌う詩篇だと考えるほうが良いでしょう。王にささげる賛美の中で、「神よ。」と呼びかけていますから,なおさらです。詩人は、「あなたは人の子らにまさって麗しい。」と歌いだし、「あなたのくちびるからは優しさが流れ出る。」、また「雄々しい方よ。あなたの剣を腰に帯びよ。」と、彼の優しさ、そして雄々しさをほめたたえました。そして「あなたの王座は世々限りなく、あなたの王国の杖は公正の杖。」と義による彼の統治を喜び歌い、彼の衣装や宮廷の豊かさ、美しさを賛美しました。このように王を賛美した後、王妃となる娘に、「娘よ。・・・あなたの父の家を忘れよ。」と語りました。彼女が王妃となり王と一体とされる(エペソ5:30、31)道に招き入れられたからです。彼女は諸国民に敬愛され、大きな富を得、王女たちは王の下にあって栄華を極め、王子たちは全地の君主となり、王は国々の民の賛美の的となるのです。この王妃としての幸いを満喫するには、親を離れ家を忘れる親離れ、花婿への全き献身つまり彼との完全な一体化が必要でした。この賛美は正に,教会を花嫁として迎えてくださるキリストにたいする賛美といえます(黙示録21:2,3)。「私も主のものとしてください。肉につける古い私の生活を忘れ、あなたを慕い求めて、この賛美にアーメンと唱和します。」と祈りました。 唄野隆 |