聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        詩篇 36

「いのち泉はあなたにあり、私たちはあなたの光にうちに光を見るからです。」
                   (詩篇 36:9)

 詩人は「罪は悪者の心の中に語りかける。彼の目の前には、神にたいする恐れがない。」と語りだし、「彼はおのれの目で自分にへつらっている。・・・彼の口のことばは、不法と欺きだ。」と罪の姿を描き出します。罪は神を恐れず自分のご機嫌取りをするところにあります。罪人は自分の罪に気づいてもごまかします。正直に事実を認め悔い改めることをしません。知恵を得ることも善を行うこともやめ、寝床で不法を図り、悪を捨てようとしません。外も内も芯の芯まで腐っています。改善の余地はありません。殺してしまうしかありません。ですからイエスさまは私たちの罪を背負われたとき死ななければならなかったのです。しかしイエスさまは死人の中から復活し新しいいのちによみがえられました。私たちも、イエスさまを信じるとき、イエスさまと共に死にイエスさまと共によみがえらされるのです。なんという幸いでしょう。そのいのちは、詩人が歌った主の恵みと真実により、義をまとい、栄えに満ち、いのちの泉から飲み、主の光に歩む道に導きます。「いのち泉はあなたにあり、私たちはあなたの光にうちに光を見るからです。」と告白できるように変えられます。旧約の詩人はこの祝福を信仰の目で見ましたが、新約の私たちは、イエスさまによってその道に招かれています。感謝です。それは主の御翼の影に身を避けるときに与えられます。私も自分におもねる罪の道を捨て、主を恐れ、救い主を信じ、御翼の陰に身を避けます、と祈りました。

       唄野隆



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