聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 35 「主よ。・・・私のたましいに言ってください。『わたしがあなたの救いだ。』と。」 (詩篇 35:3) この詩篇は、攻めかかる敵に囲まれ主に助けを求めて祈った詩です。彼に攻めかかったのは、まず、強大な武力をもって攻めかかり巧妙な策略をめぐらして彼を陥れようとする敵軍でした。この敵にたいして、彼は、“盾と大盾を取り、槍を抜いて助け、敵を自分の罠に陥らせてください”と主に祈りました。第二の敵は、自分の方では良くしてやったのに悪をもって報い、偽りの証人となって自分を中傷する裏切り者の友人たちでした。“そういう人たちから遠く離れて眺めていないで、私を助けてください”と彼は祈りました。第三は、「われわれは彼を飲み込んだ。」と大言壮語して彼を脅迫する悪者たちでした。詩人は、“私のために立ち上がり、弁護してくださり、敵に恥を見させてください”と主に祈りました。彼は、“主が、槍をもって立ち上がり、敵を打ち破ってくれるように、また敵が策に溺れ、かえって自分の罠に陥るように仕向けてくださるように、私を弁護し、敵を辱めてくださるように”と祈りました。彼は祈りました。「主よ。・・・私のたましいに言ってください。『わたしがあなたの救いだ。』と。」私は、彼の祈りに心の共鳴を感じました。敵の強大さ狡猾さに目が向くとき、私たちは心がしなえ、敗けてしまいます。しかし主ご自身が「わたしがあなたの救いだ。」と言ってくださる御声を聞くことができれば、勇気が湧き、希望をもって、大胆に敵に立ち向かい、主の勝利を経験することができます。主の御声を聞こう、と心を定めました。 唄野隆 |