聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 34 「主のすばらしさを味わい、これを見つめよ。幸いなことよ。彼に身を避ける者は。」 (詩篇 34:8) 表題から1サムエル21:10以下に記されている出来事を背景にして歌われた詩篇だわかります。そのとき、ダビデはサウルの手を避けペリシテ人の町ガテの王アキシュのもとに身を避けようとしていたのですが、彼はゴリアテを殺した者ではないかとアキシュの家来たちが言う声が聞こえ、恐れて狂人を装い、難を逃れたのです。アビメレクというのはアキシュの別名です。ダビデは危険を察知したときとっさに主に祈ったのでしょう、難を逃れた後、すべてを思い返して、主が彼の祈りを聞いて救い出してくださったと悟り、「私が主を求めると、主は答えてくださった。」と主に感謝し、「私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも主への賛美がある。」と歌い、「私とともに主をほめよ。共に、御名をあがめよう。」と賛美を呼びかけました。そのときのダビデのことを思い、詩人は、「彼らが主を仰ぎ見ると、彼らは輝いた。」と歌いました。主に感謝し主を賛美し喜びに溢れて歩む人は輝くのです。私もこんな歩みをしたいと思います。詩人は、「この悩む者が呼ばわったとき、主は聞かれた。こうして、彼等はすべての苦しみから救われた。」と歌い、人々に信仰の歩みを勧めましたが、このような思いと言動は、主の恵みをしっかり味わうところから生まれます。「主のすばらしさを味わい、これを見つめよ。幸いなことよ。彼に身を避ける者は。」そうです、「私にも、主にあって、主の素晴らしさを味わわせてください。」と祈りました。 唄野隆 |