聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        詩篇 26

「主よ。私は、あなたのおられる家と、あなたの栄光の住まうところを愛します。」
                   (詩篇 26:8)

 詩人は、悪人たちに取り囲まれ、不実の罪を言い立てられる中で、主が自分を弁護してくださるように祈り願い、自分は誠実に歩み、主を信頼しつづけ、悪人と手を組まなかった、と主張しました。彼は自分の歩みを、「あなたの恵みが私の目の前にあり、私はあなたの真理のうちを歩みました。」と描き出しました。これは主の民の歩みを一言で言い表わした見事な描写です。主の民は、主に愛され、主に真実を尽くして歩むものです。しかし、人が努力してそのような歩みに到達できるものではありません。御霊によって造り変えられることによって、そのような歩みに導かれるのです。「私もそのような歩みに導かれたい。主よ。どうかそのような歩みをする者に造り替えてください。」と祈りました。このような歩みの核心は、主の恵みを知り、主を愛するところにあります。この詩人も、主の恵みを知ったとき、主の家、主の栄光の留まるところを愛ようになりました。主と親しく交わることを願ったのです。そこから、悪人と手を切り、主に誠実に歩む歩みが生まれました。この短い詩篇に、誠実ということばが2度でてきますが、誠実は主の恵みに感動し主にお応えする歩みとともにあります。主の民にとっては、道徳的きよさ以上に主に誠実を尽くすことが大切です。そして、そのような歩みは、自然に、主に対する感謝と、主の御業の証と、賛美の叫びとを生み出します。お前はそれほど深く主を知り、主を愛し、主に誠実に生きているか、と問われます。

       唄野隆



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