聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                        詩篇 24

「門よ。お前たちのかしらを上げよ。永遠の戸よ。上がれ。栄光の王が入って来られる。」
                 (詩篇 24:7、9)

 詩人は、「地とそれに満ちているもの。世界とその中に住むものは主のものである。」と歌いだし、「まことに主は、海の上に地の基を据え、また、もろもろの川のうえに、それを築き上げられた。」と歌いつぎました。すべてのものは主に基がある、主に基かないものはすべてはかない、と言うのです。お前の考えること、することすべて主に基かせているか、と問われるのを覚えました。詩人は、続けて、だれが主の山に登ることができるか、だれがその聖なる所に立つことができるか、と問い、「手がきよく、心がきよらかな者、そのたましいをむなしいことに向けず、欺き誓わなかった人。」と答えました。主の御前に立つ者は、外に現れることだけでなく、目に見えない、心のうちから、主にのみ向かう純粋な人だ、と言うのです。そういう人を、詩人は、「神を求める者の一族、主の御顔を慕い求める人々、ヤコブである。」と言いました。イスラエルの血を引くというよりも、主をひたすら求める純粋な人をヤコブと言ったのです。イエスさまも、血による家族でなくても、「神の御心を行う人はだれでも、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです。」と言われました(マルコ3:35)。大事なのは、ひたすら主に向かう内面からの純粋さです。しかし、それは、主を心にお迎えすることがなければ私たちのものとはなりません。ですから門を開いて主をお迎えすることが大切なのです。「主よ。私の心の門を開きます。主よ。おはいりください。」と祈りました。

      唄野隆



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