聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 21 「あなたは、とこしえに彼を祝福し、御前の喜びで彼を楽しませてくださいます。」 (詩篇 21:6) この詩篇は、王のことを主に祈る詩篇です。しかし、王の祝福は王の下にあるすべての国民の幸いでもあります。王のための祈りは、すべての者のための祈りでもあるのです。詩人は、「主よ。王はあなたの御力を喜びましょう。あなたの御救いをどんなに楽しむことでしょう。」と歌いだし、そして、王の喜びを、主が王の願いをかなえてくださること、祝福を与え、金の冠を置き、栄光を与えられること、いのちを願う王に長く続く日々を与えられること、御前(臨在)の喜びで楽しませてきださること、と歌い続け、「まことに、王は主に信頼し、いと高き方の恵みによってゆるがないでしょう。」と歌います。その賛美を聞いているうちに、王に与えられた最高の恵みは主が王に主ご自身との深い交わりを与えられたことだ、と気づきました。私たちもその幸いをイエスさまによって与えられているのです。私たちは、死を恐れ、いのちを求めますが、主は、イエスさまにある永遠のいのちを与えてくださいました。感謝です。しかし、王には敵がいました。私たちにもサタンという恐るべき敵がいます。本当の幸いは、敵にたいする勝利なしにはやってきません。ですから詩人も王の敵に目を向けました。そして、主が敵を徹底的に打ち破り、敵もその子孫も滅ぼし尽くされるところを見ました。私たちも、イエスさまが再び来られ、最後の敵サタンが燃える火の中に投げ込まれる姿を望み見て(黙示録20:10)、心を安らわせ、主への信頼を新たにするのです。 唄野隆 |