聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 14 「愚か者は心の中で、『神はいない。』と言っている。彼等は腐っており、忌まわしい事を行っている。」 (詩篇 14:1) 詩人は、愚か者のことを歌っています。愚か者とは、心の中で神はいないという人です。神はいないと考え神を恐れないことが人間の堕落の根本原因なのです。神はいないという考えに立つと品性が腐ってきます。そして腐った品性は悪い行いを生み出します。悪の道を歩む人は、主を信じて真っ直ぐに歩む人を嫌います。ですから、そういう人を食いものにし、苦しめます。しかし、彼が苦しめた正しい人が神を避け所とし、神が彼と共におられることを知ると、恐れを覚えます。彼はますます荒れ狂います。しかし、そういう中から、初めて神に目を向け、回心して神の救いにあづかる人も出ます。神の恵みの御業です。パウロは正にそういう人でした。イエスさまを認めず、イエスさまを主と告白するステパノが自分を殺す者のために祈り安らかに主の御許に行く姿を見て、荒れ狂い、イエスさまを信じる者たちを捕えて投獄しようとダマスコに向かったのですが、その途中、このパウロに復活の主が現れて、彼を救い、彼を異邦人の使徒とされたのです。人は神を認めず神を求めませんが、主は人を探し求めてくださっています。その神の恵みによって私たちも救われたのです。私たちの住んでいる時代は、神を恐れず神を求めない時代です。そういう中で、神さまの恵みにより、イエスさまの贖いによって救われたことを覚え、この詩人とともに、楽しみ、喜び、賛美し、またパウロのように主を証しする人生を歩みたいものです。 唄野隆 |